いわきD&D同好会のブログ

福島県いわき市で活動しているTRPGサークル“いわきD&D同好会”の紹介ブログです。〈ダンジョンズ&ドラゴンズ(D&D)5版〉と〈新クトゥルフ神話TRPG〉をプレイしています

例会レポ 第19回:2019年4月20日(日)

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プレイヤーの予想とは異なる謎展開が繰り広げられる新キャンペーン。

参加者は、Nさん、Kさん、そしてMaster。

DMは、リーダーMasterが担当。

プレイ時間は、9時15分~15時45分でした。

 

PCのパーティ構成は次の通りで、全員6レベル冒険者です。

 ・NさんPCウィザード・モラウ(ヒューマン)

 ・KさんPCパラディン・シルヴァー(ヒューマン)

 ・NPCファイター・ダングリム(マウンテン・ドワーフ

 ・NPCローグ・エレヴァン(ハイ・エルフ)

 ・NPCクレリックアスナス(ヒューマン)

(不参加の方のPCはNPC扱いになり、誰を連れていくかは皆さんで話し合って決めます。勿論、プレイヤーが参加された時にはPCに戻ってもらいます)。

 

前回のストーリーの終わり部分からすぐつながる形で今回は始まります。

ポータルをくぐると、別のダンジョンと思われる小部屋に飛び出しました。ここがアンダーダークだったら非常にまずいし、その可能性が高い。

 

プレイヤー一同「注意深く進みます!」

 

プレイヤーの皆さんは、PC達に細心の注意を払わせながら行動を取って行くことをDMに伝えてきます。

ここは本当に狭い区画のようで、あっという間に制覇すると、一番奥の部屋で上へと続く階段を見つけました。上ると、外部にでも出るような“隠し扉の裏側にあたる扉”にぶつかりました。恐る恐る開けると、なんとそこは・・・PC達は呆然とします。ダンジョンやら、アンダーダークの世界が広がっているのかと思いきや、普通にどこにでもあるようなブタ小屋に出たのでした。(´・ω`・)エッ?

 

ブタさん達「ブヒ♥ ブヒ♥ ブヒ♥ ブヒ~♥」

 

人懐っこい10匹のブタたちに好かれ取り囲まれた冒険者達は、窓の外が風雨に見舞われている悪天候の、いつもの世界であることを知ります。どうやら見るに、城壁に囲まれた、砦か小さな城のような場所の敷地内で、敷地内は畑などが広がり自給自足しているといった様子でした。PC達はブタに紛れるようにして、怯え、腰を抜かしている、太ったそばかすだらけの中年女性、農夫のマヤンと知り合います。

 

マヤン「そんなところに隠し扉があったなんて、今までちっとも気付かなかったべ? あんたら見たところ冒険者ってやつなんだろ? 強そうだし、この修道院を救ってくんねぇべかねぇ!?」

 

マヤンはダガーフォード(ここから3日ほどのところにある街。ちなみにPC達のホームタウン)からの流れ者の農夫で、この修道院に飼育兼農業係として雇われているとのこと。ダガーフォードに住んでいた頃、税金を納めておらず、自分で育てたこの豚たちをダガーフォードで売り払って支払おうと考えていた。ここ数日内に、ダガーフォード領主の娘であるディアベル(わがままなことから、心の修練をさせる為に領主がこの修道院にあずけていたらしい)を迎えに護衛隊がくることになっていた。それに便乗して、安全にダガーフォードまで彼女も帰ろうと考えていた、とまず語ります。

それが昨夜、謎の草色のローブの人物が率いるモンスターの群れ(アンダーダーク生まれのモンスターと思われる)がいきなり敷地内に現れ、修道院を襲い始めた。やつらがどこからやってきて、何の理由でここを襲い始めたのかは不明だが、今現在も修道女達が建物内でモンスターにはかない抵抗を続けている。戦う術がない彼女達ではもう限界だから、助けてやってほしい。彼女はそう懇願してきたのでした。

PC達は草色のローブを身にまとった人物を探していたし、NPCクレリックアスナ(の信仰する気持ち)から「修道院を是非とも助けたい」という意見が出たこともあり、修道院を救うことに決めます。

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修道女達の救出を次々に行う冒険者一行。

建物の中では、修道女達がモンスター群と向き合っている様子で、あちこちから悲鳴やら騒動が聞こえてきます。PC達は修道院を巡りながら、順次モンスター退治&救助活動を繰り広げました。

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ディアベル嬢、登場! 彼女がこのキャンペーンのヒロインなのか?

その中で出会ったダガーフォードの領主の娘ディアベル。自己中心的と言うか傲慢な性格のようで、冒険者達に対しても、「領主である父親に報酬を払わせるから助けなさい!」と高飛車な態度に出てくる始末。

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アンダーダーク生まれのモンスターが次々に登場!

さて、救助活動を繰り広げる中で、意外な展開が待ち受けていました。前回の冒険で謎のままだったいくつかの事柄の真相が徐々に解明されていったのは良かったのですが、突然、先刻助けたはずのディアベルの乳母が、刺し殺されている現場に遭遇してしまったのです。しかも壁には、「すべて偽りなり」という血文字のダイイングメッセージが・・・。どう見てもモンスターに殺されたのとは異なる雰囲気にしか見えません。プレイヤーの皆さんの顔色が明らかに変わります。

 

プレイヤー一同「この修道院、なんかおかしい・・・?」

 

結局、乳母が何者にどのような理由で殺されたのかは判明しないまま、そして今回の事件を引き起こしている謎の一団の目的も見いだせないまま、行方知れずのドワーフ2人も見つからないまま、PC達は謎の一団のリーダー格と思わしき草色のローブの人物との最後の戦いを終えます。

 

プレイヤー一同「なんともスッキリしない終わり方だなぁ・・・」

 

恐怖の一夜が明けた翌日の朝、ディアベルの護衛をする為にこちらに向かってきた護衛隊の隊長ギャルドンがようやく訪ねてきました。しかし、彼は部下をすべて失い、自らも重傷を負っていました。話によると、ここに来る途中、今までPC達が戦ってきたようなアンダーダーク生まれのモンスターに襲われ護衛隊は全滅してしまったとのこと。

ダガーフォードの領主の娘ディアベルの依頼で、PC達はディアベルギャルドン、そしてブタ10匹を引き連れたマヤンの護衛をしながら、ダガーフォードへと向かうことになったのでありました。

 

今回の冒険点は(前回の冒険分も含めて)一人4060点。報酬は、前回の分も含め今回も保留のまま。謎ストーリー展開と言い、なかなか身にならない報酬と言い、少々複雑気味な表情のプレイヤーさん達でした~(^▽^;)

butだがしかし! その一方でレベルアップが待っておりました。テレテ・テッ・テッ・テー!! 全員7レベル冒険者へとステップアップしたのです。

例会レポ 第18回:2018年10月27日(土)

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Master担当キャンペーンシナリオ第2部が始動! 今回のテーマは“ミステリアス&サスペンス風冒険譚”です。

参加者は、Nさん、Mさん、そしてMaster。

DMは、リーダーのMasterが担当。

プレイ時間は、9時30分~16時でした。

今回からMaster一人班の“キャンペーン・シナリオ第2弾”がスタートと相成りました。

 

PCのパーティ構成は次の通りで、全員6レベル冒険者です。

 ・NさんPCウィザード・モラウ(ヒューマン)

 ・ひとまずMさん担当NPCファイター・ダングリム(マウンテン・ドワーフ

 ・NPCローグ・エレヴァン(ハイ・エルフ)

 ・NPCクレリックアスナス(ヒューマン)

(今回以降、不参加の方のPCはNPC扱いになり、誰を連れていくかは皆さんで話し合って決めます。勿論、プレイヤーが参加された時にはPCに戻ってもらいます)。

 

前回までの長い長い旅を終えたPC一行は、ダガーフォードの町に戻ってきていました。ある日、ふらりと鉱山夫のドワーフが訪ねてきます。彼は鉱山の町にて坑道のひとつをギルドから任せられている採掘長を名乗りました。数々の冒険を成功させているPC一行の噂を聞きつけ、冒険の依頼をする為に鉱山の町から3日かけてわざわざ訪ねてきたと口にします。

 

彼の話とはこういうものでした。「我々の坑道が偶然にも別の洞窟につながってしまった。そこはダンジョンで、モンスター(目撃した鉱山夫達はアンダーダークにいると噂されるモンスターだったと証言)が出てきて採掘どころではなくなってしまった。町のドワーフ警備兵の中でも腕利きの3人(いずれも警備兵だが鍛冶職人としての腕も一流)が調査しに行ったが戻らなくなった。その後、血気盛んなドワーフ戦士も飛び込んでいったきりやはり戻らなくなってしまった。ギルドとしても町としてもこれ以上犠牲者は出せない。ここはなんとか有能な冒険者に依頼して、坑道とダンジョンを調査してもらい、モンスターどもも駆逐、また行方不明となっている4名のドワーフも(生死問わず)探し出してきてもらおうということに決まったのだ。それで冒険の依頼を噂に名高いあなた達にする為にやってきたのだよ」と。

 

プレイヤー一同「アンダーダークがらみの冒険だって・・・?!」

 

アンダーダークが関係する(と思われる)出来事と聞いて、これは一筋縄ではいかないかもとPC達は話し合いになります。結果、調査と捜索はするが、ひとまず様子を見させてもらいながら事を進めさせて欲しい、最後まで依頼を続けるかどうかは途中途中でこちらにも判断・決定させて欲しい、という条件を採掘長に提案します。彼はそれでも一向に構わない、と了承してくれたのでした。

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調査&救出劇と思いきや・・・

ネタバレになってしまいますが、今回のキャンペーンのテーマは“ミステリアス&サスペンス風冒険譚”としてあるので、第1回目であるこのシナリオの展開にも、要所要所に(現段階では意味がよくわからない)不可解な事実が散りばめられているのでした。以下、その一部。

 ・坑道奥のダンジョンは、まるで何かの施設のようになっており、モンスターを飼育する檻や、モンスターの戦闘訓練場もあった。

 ・しかし、坑道奥のダンジョンの方にはほとんどモンスターも人影もなく、つい先刻引き払われたような有り様になっていたのだった。

 ・生き残っていた二人のドワーフは、何者かに鍛冶の腕を利用される為、ポータル(魔法のワープ装置)にてどこかへと連れ去られてしまっていたのだった。

 

プレイヤーの皆さん「これは一体どういうことなのだろうか・・・?」

 

PC達は得体の知れない巨大な事件に巻き込まれつつあることを実感ます。

ダンジョンの調査と捜索を終え、事の次第を鉱山ギルドに報告した一行は、まだ行方が知れないドワーフ2人の更なる捜索を依頼されました。

今回のラストは、鉱山ギルドに報告したその翌日、二人のドワーフが連れ去られた、そして草色のローブを身にまとった謎の人物が消えたポータルのその向こう側へと向かうぞッ、というところで終了しました。

シナリオの途中ということで、今回の経験点や報酬は無し。次回のDMも、引き続きMasterとなっております。