いわきD&D同好会のブログ

福島県いわき市で活動しているTRPGサークル“いわきD&D同好会”の紹介ブログです。〈ダンジョンズ&ドラゴンズ(D&D)5版〉と〈新クトゥルフ神話TRPG〉をプレイしています

例会レポ 第31回:2022年12月25日(日)

今回はNさん担当DMの回です。リーダーMasterはプレイヤーに。

 

今回の参加者は、Nさん、Sさん、小④A子さん、そしてMasterの計4名。

DMは、Nさんが担当。

プレイ時間は、9時30分~13時30分でした。

 

PYの持ちキャラである、PC達の名前やクラス、そして冒険者パーティ編成(役割分担)は次の通り。全員3レベルキャラになります。

 

◆前衛(近接攻撃班)

 小④A子さんPCファイター・スイミー(ヒューマン)

 休みになったK子さんPCを代わりにMasterが担当ファイター・ニコル(ハーフリング・スタウト)

◆補助(回復&補助魔法班、近接攻撃の第2班)

 今回はNPC扱いのNさんPCクレリック・ダタク(ヒルドワーフ

 SさんPCバード・ヨーリオン(ドラゴンボーン)

 

 

■シーン1.薬草探しの依頼

今回のお話(シナリオ)は、現在、旅の隊商の護衛をしている冒険者一行が、とある小さな村に立ち寄ったところから始まります。

隊商に交じった冒険者たちが宿屋兼酒場で休息していると、町に住む薬剤師のフローラと言う女性が現れました。

 

薬剤師フローラ(DM)「あなた方は見るところ、強そうな冒険者のようですね。実は折り入って頼みたいお仕事があるのです。どうしても仕事に必要な“地獄草”と言う名の薬草があるのですが、それを山に行って探し出してきて欲しいのです」

 

聞いたこともない薬草です。フローラに色々と聞くと、なかなか珍しい植物で、滅多に手に入らない。一番近くでは村のすぐそばにあるハピハピ山というハーピィが棲む山の中腹に生えているらしい、と言う情報があるのだそうです。ただ、その山は危険で、行って戻った者はほとんどおらず、確かな場所までは分からない、とか・・・。

 

薬剤師フローラ(DM)「危険なお仕事ですので、報酬はおひとり150gpということでどうでしょうか?」

 

何と言う破格の値段! 隊商の護衛と言う、あまりにも儲からない仕事と比べてしまう一行。だが、引き受けている仕事を放棄するのもあれだし・・・。

仲間同士で話し合い、隊商のリーダーに確認して時間をもらえないだろうか、とお願いすることにします。すると、急ぐ旅ではないので、と言うことで、数日だけなら隊商から離れても構わないと言う許可を得ることに成功しました。

 

地獄草さがしの依頼を請け負った冒険者たちは、さっそく酒場に来ている村の人々に話し掛けて情報収集に当たります。交渉術が得意なSさんPCバード・ヨーリオン(ドラゴンボーン)が本領発揮! すると、次のようなことが分かりました。

 ・大昔、ハピハピ山は、地獄に繋がっていたらしい。地獄草と言う名の由来は、そこから来ている。

 ・地獄草はどうやら山の西側に生えているらしい。

 ・ハーピーの他に、ゴブリンやらオークも棲んでいるらしい。

 ・山頂にはお宝が隠されているらしい(←これのみ本当かどうか分からない、かなり怪しい情報。情報源となった村人は、他の村人に突っ込まれていた)

 

休みになったK子さんPCを代わりにMasterが担当ファイター・ニコル(ハーフリング・スタウト)「そんなにモンスターがいるなんて、ぜんっぜんハッピハッピな場所じゃないですねぇ~」

一同「確かに~!(^▽^;) ハーピィが棲んでるところから来てる名前なんだろうね」

休みになったK子さんPCを代わりにMasterが担当ファイター・ニコル(ハーフリング・スタウト)「あ、逆にモンスター側から見れば、自由に生息できるハッピハッピな場所ということですかね?!」

一同「ああ、なるほど、そうかも!(笑)」

 

冒険者一行は、その日は宿屋に泊まり、陽が登ったらハピハピ山へ出発することにしました――。

 

 

■シーン2.山中の戦い

山を登ると、いくつかのルートがDMより提示されます。プレイヤーは話し合い、情報にあったように、まずは西側をひたすら目指すことに決定します。

しばらく山道を進むと高い崖の前にたどり着きます。道は途絶えていましたが、1体のオークに率いられたゴブリン4体のグループと遭遇します。

PC4人の連係プレイにより、ほどなくしてモンスターは全滅させられました。

PC達は協力して周辺を捜索しますが、地獄草は見当たりません。

 

DM「道はここで途絶えていますが、上へと昇れそうな崖はあります。上の方は見えないですが、何かある様な気配もしますね」

 

PC達は相談し合うと、一番、運動能力が高いファイター・ニコル(ハーフリング・スタウト)に上ってもらうことにします。登り切ったところで何かにロープを結び下まで降ろし、他の者も順次上がっていく作戦です。

意気揚々と、休みになったK子さんPCを代わりに操るMasterが、DMに求められた回数、ダイスをロール!

 

休みになったK子さんPCを代わりにMasterが担当ファイター・ニコル(ハーフリング・スタウト)「ダイスをコロコロコロ~♪ ・・・う、失敗しました・・・」

 

落下して地面にたたきつけられたニコルは大ダメージ!! Σ(゚д゚lll)ガーン

ファイター・ニコル(ハーフリング・スタウト)を借りて操作しているMasterは顔面蒼白になりますが、かろうじてヒットポイントは残りました。

仲間に治してもらい、再度チャレンジ! 今度は無事に崖を登り切ることに成功しますε-(´∀`*)ホッ

 

 

■シーン3.崖上のヘルハウンド!

ファイター・ニコル(ハーフリング・スタウト)が登り切り、岩陰に身をひそめながら崖上を覗き込むと、低い草が生えている小さな広場にゴブリン2体、ヘルハウンドが1体、ウロウロしているのを確認します。ファイター・ニコル(ハーフリング・スタウト)は、まだ気が付かれていない・・・。プレイヤーたちは話し合うと順次、たらしてもらったロープを頼りに、上へとあがっていくのでした。

しかし、途中で気が付かれて戦闘に!

ヘルハウンドの、恐怖の“炎のブレス攻撃”に恐怖する冒険者たち!

先に上った面々がなんとか相手をしている中、残る仲間も加勢し、徐々にモンスターグループを押していきます。

恐怖の、ヘルハウンドによる特殊能力“炎のブレス”攻撃で大ダメージを受けますが、何とか持ち堪える冒険者たち。

SさんPCバード・ヨーリオン(ドラゴンボーン)のナイスな補助魔法の展開、小④A子さんPCファイター・スイミー(ヒューマン)の安定したクリティカル攻撃(←今回も何回も出た)も炸裂し、どうにか窮地は乗り越えられたのでした。

 

小④A子さんPCファイター・スイミー(ヒューマン)「なんか、さっきは崖から落ちたり、今も攻撃してもMasterのダイスの目、低いのばっかで当たってないね~?」

Master「・・・すいませんねぇ・・・⤵」

 

 

■シーン4.謎の歌声

SさんPCバード・ヨーリオン(ドラゴンボーン)「崖上のこの広場は、どうなってます?依頼された薬草はありそうですか?」

DM「何やら、如何にもありそうな雰囲気が濃厚ですよ」

一同「おお!」

 

PC達が早速、捜索すると“地獄草”をみごとに発見できたのでした。

 

SさんPCバード・ヨーリオン(ドラゴンボーン)「この先ってどうなってるんですか?」

DM「森になっていて、道が続いていますね」

SさんPCバード・ヨーリオン(ドラゴンボーン)「まだ先がある、と。皆さんどうします?」

 

目的の物は見つけたが「山頂にお宝があるらしい」という都市伝説(笑)も気になるし、もう少し調査を続けてみようという意見にまとまり、皆で森の小道を進んで行くことにしたのでした。

するとそんなにしないうちに、不可思議な歌声が聞こえてきたことに一行は気が付きます。

 

休みになったK子さんPCを代わりにMasterが担当ファイター・ニコル(ハーフリング・スタウト)「え・・・もしかして、それはヤヴァくないですか?!」

 

案の定、森の奥にハーピィが隠れ潜んでいたらしく、まだ姿が見えないハーピィは特殊能力の“誘い寄せの歌”を使用してPC達を翻弄しようとしてきます。【判断力】セ-ヴ判定に失敗してしまったSさんPCバード・ヨーリオン(ドラゴンボーン)がハーピィに魅了されてしまい、奥に向かってフラフラと歩き出そうとしてしまいました。

これはダメだと、バード・ヨーリオン(ドラゴンボーン)をPC達全員が押さえつけます。いったん森から離れ、ひとまず一度、村に戻ろうと言うことにしたのでした。

 

 

■シーン5.ハーピィの森

宿屋で冒険者たちは色々と相談し合いました。地獄草の件はひとまず置いておき、バード・ヨーリオン(ドラゴンボーン)を元に戻す為(森から離れたら落ち着いた様子になった。しかし、魅了状態からは解放されていないとDM)、あとは宝の有無を確認する為、ヒットポイント等を回復させてから、もう一度、山頂付近の森の中に挑もう、と。

 

翌日、PC達は崖ではなく、他の地形も調べるべく、別ルートをたどることにします。

すると他の道は結局のところ、バード・ヨーリオン(ドラゴンボーン)が魅了された森の一角に繋がっていたのでした。

 

休みになったK子さんPCを代わりにMasterが担当ファイター・ニコル(ハーフリング・スタウト)「同じ森はまずいので、ヨーリオンのことはロープでつなぎ留めておきますよ」

SさんPCバード・ヨーリオン(ドラゴンボーン)「腰を結ばれてると言うことで」

DM「了解です。で、森を歩いていると、ヨーリオンの耳に、またあの不可思議な歌声が届き始め、キミはフラフラと・・・」

SさんPCバード・ヨーリオン(ドラゴンボーン)「ああ・・・声の方に行こうとします(苦笑)」

休みになったK子さんPCを代わりにMasterが担当ファイター・ニコル(ハーフリング・スタウト)「『そっちに行っちゃだめだよ!!』と、ロープをギュッと引き寄せます!」

小④A子さんPCファイター・スイミー(ヒューマン)「ペットみたい~♪」

一同「(・∀・)ニヤニヤ 確かに(苦笑)」

 

魅了されているヨーリオンの導き(?)で、冒険者たちは森の広場に出ました。そこには山賊の一団と、それを指揮しているらしいハーピィのメスが一匹いました。

 

山賊の一団(DM)「なんだ、なんだ、てめぇらは?! さてはキャサリンちゃんに危害を加えに来た、ふてぇ冒険者野郎どもだな?!」

小④A子さんPCファイター・スイミー(ヒューマン)「キャサリン? ハーピィの名前?」

DM「そうらしいです」

休みになったK子さんPCを代わりにMasterが担当ファイター・ニコル(ハーフリング・スタウト)「山賊たちも、ハーピィに魅了されているんですね?!」

DM「いや、それが、そういうのとは違う風に感じられます」

一同「えっ?」

休みになったK子さんPCを代わりにMasterが担当ファイター・ニコル(ハーフリング・スタウト)「ハーピィに惚れ込んでいる、親衛隊みたいな?! マニアックな盗賊集団なんだ?!」

一同「(大爆笑)」

山賊の一団(DM)「うるさーい! キャサリンちゃんを守れ~!!(苦笑)」

キャサリンちゃんと、親衛隊の皆さん♪

最後の戦闘が始まります。

流れとしては、小④A子さんPCファイター・スイミー(ヒューマン)、今回はNPC扱いのNさんPCクレリック・ダタク(ヒルドワーフ)、休みになったK子さんPCを代わりにMasterが担当ファイター・ニコル(ハーフリング・スタウト)の3人が、魅了され続けているSさんPCバード・ヨーリオン(ドラゴンボーン)をなるべく敵側の方に行かないように間に入って敵側に近接攻撃で戦い続けます。

 

小④A子さんPCファイター・スイミー(ヒューマン)が順調に攻撃をヒットさせダメージを与える中、逆に攻撃が外れまくる休みになったK子さんPCを代わりにMasterが担当ファイター・ニコル(ハーフリング・スタウト)・・・( ;∀;)。やっと当たったとしても、ダメージロールの結果は最低に近いΣ(゚д゚lll)ガーン

 

小④A子さんPCファイター・スイミー(ヒューマン)が恒例のクリティカル攻撃を数回炸裂させる中、自らのダイス運のなさに業を煮やしたMasterは、ファイター・ニコルがエルドリッチナイトであることを思い出し、自動命中なら、と、マジックミサイルを連発させます。が・・・やはりダメージロールの結果は低し・・・。┐(´д`;)┌ヤレヤレ

 

小④A子さんPCファイター・スイミー(ヒューマン)「なんか、Master、ダイスロール、低すぎて全然ダメじゃんッ!!」⁽⁽(੭ꐦ •̀Д•́ )੭*⁾⁾

Master「そうね・・・全然ダメだね・・・ゴメンね・・・( ノД`)」

 

なんやかんやありつつも、4名の冒険者たちは連携し、どうにか山を牛耳る(?)ハーピィと親衛隊山賊一団を倒すことに成功。

森の向こうに、今まで山(や生息するモンスター)に挑んで命を落としたらしい数々の冒険者のむくろを発見し、そこから魔法の品物を冒険者たちは入手したのでした。

 

 

■エピローグ

村に戻ると、冒険者たちは先日見つけ出しておいた地獄草を、依頼主の薬剤師フローラに引き渡し、約束通りひとり150gpずつ報酬を手に入れます。

こうして今回の冒険を終えた冒険者たちは旅の隊商に戻り、新しい旅を始めたのでした。

 

 今回入手した経験点:一人250点

 財宝類:一人150gpと、他には魔法の武器+1と魔法の宝石(魔法の武器+1は、d20ダイス勝負で大きい目が出たPCがもらえることにし、結果、小④A子さんPCファイター・スイミー(ヒューマン)が20(!)を出しGET。DMがスイミーが使ってる武器と同型であるロングソード+1を入手できたことにして良いとの判断としました。一方、魔法の宝石パールオブパワーは(補助呪文を多く使ってくれるSさんPCバード・ヨーリオン(ドラゴンボーン)が持つことに決定。

 

………to be continued !!