いわきD&D同好会のブログ

福島県いわき市で活動しているTRPGサークル“いわきD&D同好会”の紹介ブログです。〈ダンジョンズ&ドラゴンズ(D&D)5版〉と〈新クトゥルフ神話TRPG〉をプレイしています

例会レポ 第36回:2024年3月31日(日)

今回のシナリオにスライム目薬は関係ありません (´・ω`・)エッ?

 

このところ順調に毎月例会が行われている、いわきD&D同好会。4月に入る一日前の本日は、春の兆しが見え始めている、とても暖かい日でした。

今回の参加者は、Nさん、小⑤A子さん、K子さん、そしてMasterの計4名。

DMは、Nさんが担当。

プレイ時間は、09時50分~14時30分でした。

 

PLの持ちキャラである、PC達の名前やクラス、そして冒険者パーティ編成(役割分担)は次の通り。全員4レベルキャラになります。

 

◆前衛(近接攻撃班)

 小⑤A子さんPCファイター・スイミー(ヒューマン)

 K子さんPCファイター・ニコル(ハーフリング・スタウト)

◆補助(回復&補助魔法班、近接攻撃の第2班)

 Master担当:NさんPCクレリック・ダタク(ヒルドワーフ

 

 

――時間になったことから、早速セッションが開始されます。

 

 

■シーン1.ホブゴブリン軍討伐指令!

DM「あなた達は旅の途中、大きな都市と都市の間にある、とある街に立ち寄りました。そこで街を脅かしているホブゴブリンの噂を耳にします。街を襲うべく数百の仲間を集めたホブゴブリンの一味は軍隊を作り、今まさに大きく動き出そうとしている・・・。それを阻止するため、街の軍に協力してくれる冒険者を募っているとのこと」

 

PC(PL)一同は相談し合い、軍隊施設に行くとその依頼を受けることにしたのでした。

 

DM「軍の担当者は詳しいことを説明してきます。『偵察に行った者の報告から、ホブゴブリン軍に重要な動きが見られることが判明した。ひとつは兵器の開発。ひとつは前線に向けての物資の運搬。ひとつは前線キャンプが張られていること』。担当者は続けます『君たちにこれら3つの問題の場所に赴き、壊滅させるなり、動きを封じる行動を起こしてきて欲しいのだ』」

Master担当:NさんPCクレリック・ダタク(ヒルドワーフ)「戦いは始まっているんですかね?」

DM「そうですね。始まったばかりと言う感じで小競り合いが行われつつあります」

小⑤A子さんPCファイター・スイミー(ヒューマン)「すぐに動き出さないといけないのかな」

DM「大きな戦いに発展してしまうまでに時間があまりありません。3日以内に依頼を解決しないとヤヴァイ感じです」

K子さんPCファイター・ニコル(ハーフリング・スタウト)「では、急がないと」

 

冒険者たちは動き出します――。

 

 

■シーン2.攻城兵器を倒せ!

DM「軍からの情報をもとに、君たちはひとつ目の目的地である、とある洞窟にやってきました。この奥に、ホブゴブリンに与するゴブリンたちが生み出した攻城兵器があるので、前線に送り出される前になんとかしなくてはなりません」

Master担当NさんPCクレリック・ダタク(ヒルドワーフ)「工場の兵器を破壊するんですね」

DM「え・・・?」

Master担当NさんPCクレリック・ダタク(ヒルドワーフ)「ん? あ・・・もしかして、“工場”ではなくて、城を攻める方の“攻城”ですか?」

DM「はい!」

Master担当NさんPCクレリック・ダタク(ヒルドワーフ)「工場の兵器を破壊するんではなくて、既に作られた攻城兵器を、壊す? 倒す? わけなんですな」

 

ひとり勘違いしていたMasterをよそに、DMはバトルマップを用意します。

 

洞窟の奥に蠢くモノあり・・・!

 

DM「長い一本道の通路があり、奥の方に動くものがあります。アーバレストが取り付けられた巨大なキャリオン・クロウラーが天井を這っており、そこに4体のゴブリンがベルトで落ちないよう己達を固定しており、巨大な芋虫をコントロールしているのです。1体は射手のようですね。ランタンも取り付けられてて、明らかにあれが攻城兵器と思われます」

 

攻城兵器

 

PC達は気付かれていないことから、先行して動き出します。

小⑤A子さんPCファイター・スイミー(ヒューマン)と、K子さんPCファイター・ニコル(ハーフリング・スタウト)による弓矢攻撃がさく裂(しょっぱなの攻撃ロールならびにダメージロールがとんでもなく高い目!)、固定されていたベルトを矢に切られたゴブリンは落下して地面に叩きつけられたり、ランタンも壊され敵側はパニックに。コントロールの利かなくなったキャリオン・クロウラーは仲間のはずのゴブリンを襲い出す始末。

 

 

光源は敵側のみだったので、真っ暗闇になってしまった洞窟を、Master担当:NさんPCクレリック・ダタク(ヒルドワーフ)がライトの呪文で照らし出し、その明かりを頼りにしながら、ファイター女性陣は更なる戦いを挑みます。

触手による麻痺攻撃に恐怖を感じながらも、順調にダメージを叩きだす女戦士たちの活躍で、洞窟内の攻城兵器とゴブリンたちは駆逐されたのでした。

 

時間があまりないことから、一行は第二の場所へとすぐに移動します――。

 

 

■シーン3.輸送部隊を壊滅せよ!

DM「軍からの情報をもとに、君たちは二つ目の目的地である、とある山道にやってきました。藪の中に身を隠していると、道の向こうからたくさんの物資を積んだ5台の荷馬車がやってきます。巨体のホブゴブリン隊長が指揮している、兵士ホブゴブリンと御者ゴブリンの混合部隊ですね。前線に向かっているので、ここで食い止めなくてはなりません」

 

便宜上、白いメモ用紙=荷車と言うことになっております。

 

藪の中から様子を窺い、タイミングを見てコッソリと不意討ち攻撃を仕掛けようと試みる冒険者たち。しかし、先ほどの出目の良さの反動か、ことごとく技能〈隠密〉判定に失敗、敵側に存在を知られてしまったのでした。

 

Master担当:NさんPCクレリック・ダタク(ヒルドワーフ)「仕方ない、飛び出して接近戦に挑みます!」

小⑤A子さんPCファイター・スイミー(ヒューマン)「同じく! 突っ込むぞ~!」

 

飛び出す二人に続く形で移動しつつの援護射撃をするK子さんPCファイター・ニコル(ハーフリング・スタウト)。

 

 

DM「では、輸送部隊はこのような動きを取ります」

 

DMはモンスターのフィギュアの他に、馬車に見立てたメモ用紙を少しずつ前進させるのでした。

 

Master担当:NさんPCクレリック・ダタク(ヒルドワーフ)「あ?! 我々が戦ってるすき間をぬって先に進もうとするんですね?!」

DM「はい」

小⑤A子さんPCファイター・スイミー(ヒューマン)「行かれないように食い止めないと!」

K子さんPCファイター・ニコル(ハーフリング・スタウト)「先頭の馬車を操作してる御者を狙います!」

 

冒険者たちは工夫して先頭の馬車を足止めさせ、後方の馬車を立ち往生させるのでした。

しかし、その直後のこと。敵のど真ん中で暴れ回る小⑤A子さんPCファイター・スイミー(ヒューマン)が、ホブゴブリン隊長の特徴:連携打撃による大ダメージを何回もモロに受けてHPが0に!! 倒れてしまいます。

K子さんPCファイター・ニコル(ハーフリング・スタウト)が援護射撃をしつつ、Master担当:NさんPCクレリック・ダタク(ヒルドワーフ)が治癒の呪文キュア・ウーンズで回復を試みました。

 

意外にも手強い相手の攻撃により意識不明の重傷者が…

 

ファイター二人の攻撃ロールとダメージロールの出目は冴えまくっているのに、それに負けじとDMの操るホブゴブリン達も出目の良さを炸裂させてきます。

PL達は相談し合い、出し惜しみなく、特徴:怒涛のアクション、呪文などを繰り出し、各自HP一桁の大ピンチに陥りながらも、どうにか輸送部隊を壊滅させることに成功したのでした。

 

Master担当:NさんPCクレリック・ダタク(ヒルドワーフ)「さすがに全員の状態がまずいので、いったん人間の軍本部に戻り、大休憩やら回復を行いたいです」

DM「了解しました。では、一旦、街に戻ることにしますね」

 

ここにて午前の部終了。昼食の時間を取り、再びゲームは再開されます――。

 

 

■シーン4.前線キャンプを襲撃せよ!

DM「君たちはひと晩休み全回復しました。残り時間がどんどん迫ってきています。さて、軍からの情報をもとに、最後となる三つ目の目的地、前線キャンプに忍び込みました。いくつかのテントが張られているキャンプ地はほぼがら空きのように見えます。中央の巨大テントの出入り口に残って見張っているらしい2体のホブゴブリン兵士がいるばかり、他からはモンスターの気配は感じられません。もちろん、隠れ潜んでいる可能性は否定できませんが」

小⑤A子さんPCファイター・スイミー(ヒューマン)「みんなどこに行ってしまったのかな?」

DM「街の人間軍との戦いでしょうね」

PL一同「ホブゴブリンの見張りをまずは何とかしたいなぁ。小さなテントとかを利用して、コッソリ近付いていけませんか?」

DM「できそうです。では、皆さん、技能〈隠密〉判定をお願いします」

 

便宜上、茶色いタイル=テントと言うことになっております。

 

何と言うことでしょう。戦いになると出目の良さがさく裂するのに、隠密行為判定になると目がまったく揮わない今回の冒険者一行。作戦は上手くいかず、見張りに気付かれ、あっという間に戦闘に突入することになってしまいました。

それでも戦闘になると女性ファイター二人が大きな目を連続で出すことに成功、大して時間をかけずに見張り2体を倒すことに成功します。

 

Master担当:NさんPCクレリック・ダタク(ヒルドワーフ)「大きなテントに行く前に、小さなテントの方を調べません?」

女性陣「了解です」

DM「周囲の小テントは問題なく、簡単に忍び込めます。誰もいません」

Master担当:NさんPCクレリック・ダタク(ヒルドワーフ)「テントの中を細かくチェックしていきましょう」

DM「手前の小さなテントはいずれも無人で、たくさんの武器類があったり、机の上に地図やら計画書の様なものがあります。持って帰れば街にとって有益な情報になりそうですよ」

PC一同「勿論、頂けそうなものはいただきますッ!!( ̄― ̄)ニヤリ( ̄― ̄)ニヤリ( ̄― ̄)ニヤリ」

 

 

捜索を終えると、冒険者たちは最後に残った中央の巨大テントのそばに向かいました。

中を覗き込むと、(案の定)キャンプのリーダー格の巨体ホブゴブリン隊長、それに操られる2体の大きなカマドウマのような虫型モンスターが出迎えてきます。

 

Master担当:NさんPCクレリック・ダタク(ヒルドワーフ)「うわぁ。このピョンピョン虫わぁ~Σ(・ω・ノ)ノ! マスター、虫についての知識は我々にありますかねぇ?!(←正体に気がついているプレイヤー発言)」

DM「あることにして良いですよ。虫の正体はラスト・モンスターです。あなた達の鉄製の武器や防具を腐らせて使い物にならなくさせる攻撃能力を持っています!」

PL一同「うわぁ、それは嫌ですね・・・⤵」

DM「ホブゴブリンのキャンプリーダーは配下モンスターに命令を下しつつ、自らも戦闘に参加してきます」

PL一同「今日のシナリオ最後の戦いですねッ!!」

 

本シナリオ最後の戦いだ!!

 

お互いに出し惜しみなしの戦いが繰り広げられます。冒険者チームの、呪文や特徴の連続使用攻撃、敵側ボスの特徴:連携打撃、ラスト・モンスターの特徴:金属腐食や触覚攻撃(先ほど述べたようにPCの金属製の武具が錆びついて役に立たなくなっていく恐るべき攻撃手段)!!

PC達の防具によるAC値が徐々に落ちていく中、お互いにすごい勢いでダメージが飛び交いHPがガリガリと削られていきます。「このままではまずいのでは?!」と焦り出すPL一同。

その時、戦闘中に今まで目立った活躍を見せていなかったMaster担当:NさんPCクレリック・ダタク(ヒルドワーフ)に光り輝くスポットライトが当たります。

 

Master担当:NさんPCクレリック・ダタク(ヒルドワーフ)「おおお! 攻撃ロールで20の目がッッッ!!」

女性陣「クリティカル! おおおーーーーッ!!(`・ω・´)b(`・ω・´)b」

Master担当:NさんPCクレリック・ダタク(ヒルドワーフ)「遂にこの時が来たッ! ようし、ダメージ判定、行きます! 1度目のロール・・・(ダイスをコロコロ~)・・・・出目・・・“1”?! まだまだ!! 2度目のダメージロールは・・・(ダイスをコロコロ~)・・・出目・・・“1”?! 修正入れて合計ダメージ、4点です・・・・Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン」

K子さんPCファイター・ニコル(ハーフリング・スタウト)「えええぇ?!⤵(-_-;」

小⑤A子さんPCファイター・スイミー(ヒューマン)「ショボッ?! なんだよー、もぅー、しっかりしてよー、たく~ッ、ピンチなのにさぁ~ ┐(´д`)┌ヤレヤレ」

Master担当:NさんPCクレリック・ダタク(ヒルドワーフ)「申し訳ない・・・(m´・ω・`)m ゴメン…」

 

 

この後、なんとかラスト・モンスター2体を退治。

残るホブゴブリン隊長に立ち向かうも、小⑤A子さんPCファイター・スイミー(ヒューマン)、続いてMaster担当:NさんPCクレリック・ダタク(ヒルドワーフ)が更なるダメージを受けHP0になり倒れてしまいます。

 

重体の意識不明者二名「(心の声)ニコル、早く何とかしてくれ~?!?!?!( ;∀;)( ;∀;)」

K子さんPCファイター・ニコル(ハーフリング・スタウト)「責任重大?! 攻撃しますッ!!(;^ω^)エイッ」

 

本日、高いダイスの目を出し続けているK子さんPCファイター・ニコル(ハーフリング・スタウト)は期待通りの大活躍を見せ、どうにかこうにかギリギリで、ホブゴブリンリーダーを倒すことに成功したのでした。

倒れていたふたりもHPを回復。一行はキャンプ地を破壊、最後には火を放つなどしてすべて使い物にならなくさせると、街へと帰還したのです。

 

 

■エピローグ

DM「君たちの活躍もあり、街の軍隊はホブゴブリン軍の脅威を退けたのでした。街は救われたのです! おめでとう!」

PL一同「良かった、良かった~ε-(´∀`*)ホッ。中盤以降はどうなることかとヒヤヒヤでしたが・・・(;^_^A」

 

街からの報酬は平等に分配。入手したものの要らないアイテムは売り払い、その代金も平等に分配。

冒険中に手に入れた魔法アイテムに関してだけはPL間で奪い合い発言が勃発(;^_^A 公平を期すために20面ダイス勝負(←高い目を出した者から好きなものをGETできる)が提案され、勝負の末、それぞれの手に欲しい物が行き渡ったのでありました。

 

彼らは次の冒険を求め、また旅立ちます――。

 

 今回入手した経験点:一人1250点

 財宝類:報酬一人1026gp

 

  小⑤A子さんPCファイター・スイミー(ヒューマン)

   ディノサウルス・センティネル・シールド

   プレート(←持ち金に報酬を足したもので購入)

 

  K子さんPCファイター・ニコル(ハーフリング・スタウト)

   ストーン・オヴ・グッドラック

   プレート(←持ち金に報酬を足したもので購入)

 

  NさんPCクレリック・ダタク(ヒルドワーフ

   ウォーハンマー+1

   シールド+1

   チェインメイル+1(←スイミーのお下がり)

 

………to be continued !!