いわきD&D同好会のブログ

福島県いわき市で活動しているTRPGサークル“いわきD&D同好会”の紹介ブログです。〈ダンジョンズ&ドラゴンズ(D&D)5版〉と〈新クトゥルフ神話TRPG〉をプレイしています

例会レポ 第27回:2020年8月23日(日)

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今回のプレイでは、ほぼフィギュアやミニチュアを使用しなかった為、プレイ風景画像はありません。


参加者は、Sさん、Nさん、小②Aさん、そしてMaster。

今回の例会から、新しく〈クトゥルフ神話TRPG〉もプレイリストに加えることになりまして、今日はその記念すべき第1回目のプレイ。

キーパー(クトゥルフ神話TRPGで言うところのマスター)は、新しく名乗り出てくれたSさんが担当。

プレイ時間は、9時30分~14時00分でした。

 

PCの探索者パーティ構成は次の通りで、全員作り立てです。

 ・NさんPCハーベイ(ジャーナリスト)

 ・MasterPCホフキンス(作家)

 ・小②AさんPCシャーリー(学生(データはディレッタント流用))

 

〈新クトゥルフ神話TRPG〉は全員初心者・・・! かつ、キーパー担当Sさんはマスターも初体験と言うこともあり、〈新クトゥルフ神話TRPG〉で遊ぶこれから先何回かは、色々な意味からキーパーもプレイヤーも“練習”を含めてのプレイと言うことで合意し合い、スタートしたものです。

尚、今回プレイに使用されたシナリオは、〈クトゥルフ神話TRPG〉(6版)のルールブックに収録されている“屋根裏部屋の怪物”を7版用に修正したモノ。

既製品シナリオと言うことからも、以下、未プレイの方の為に詳細(いつものようなプレイ風景)は書かないようにします。が、それでもネタバレに繋がるところもあるかも知れないので、これから先、本シナリオをプレイ予定の方は読まないようにしてくださいね。

 

プレイの様子(抜粋)

探索者(PC)たちは、個人的には関わり合いの無い人間同士ですが、各々かつてルパート・メリウェザーと言う男性教師の元で学んだことがあるという点で共通しています。

ルパートは現在高齢で病に臥せっており、病院に入院中。そんな彼から探索者達は「相談があるので訪ねてきて欲しい」と言う手紙をもらいました。

PC達は恩師ルパートの元を訪問、そこで全員顔見知りになります。

ルパートの相談と言うのは、彼の暗い過去に関わることで、探索者達はそれに絡む事件に挑むことになるのでした――。

 

以下、プレイ中の記憶に残る展開の数々。

 

NさんPCハーベイ(ジャーナリスト)

(PYの)鋭い考察力と分析力で、細かいところで周囲に意見したりアドバイスするのはいつも通り。

そんな中で、やってしまいました、今回のプレイでの初ダメージが、図書館にて目的の本を探すうちにファンブル。上方から落下してきた分厚い本による頭部への痛恨ダメージ! しかも応急手当てをしようとしたホフキンスの判定がファンブルで、傷に塩をぬられる羽目に陥るという不幸のオンパレード・・・。

 

MasterPCホフキンス(作家)

正気度の開始時の値が40。まるでラヴクラフト小説の主人公のように、それは順調に、見事なまでに値を少しずつ削られていき、やっぱり順調に狂気に陥っていきます。しかも〈クトゥルフ神話〉技能も1%ゲット!!

肝心なところで、そこそこあるはずの成功率で、やっぱり出しますファンブル失敗! もちろん1回だけじゃないよ~! 2回、3回当たり前~♪

 

小②AさんPCシャーリー(学生)

大ピンチのところで、ありえない低い成功率で、やっぱり出します01クリティカル成功!

仲間が身動き取れなくなったり、狂気に陥ってしっちゃかめっちゃかになっているところで、襲いかかる怪物の頭を拳銃で見事ブチ抜き、危機を脱します。

 

――シナリオ展開の最後の方では、問題となっている某をどうにかしようとしているのに、探索者仲間であるMasterPCホフキンス(作家)の狂気(「皆で取っているこの行為は間違っている、私達は逆のことをしようとしてしまっているんだぁー!」と思いこんで、PC側の計画をダメにしようとする)からなされるお邪魔行為に他の2人が翻弄(迷惑)される中、他の某も登場して現場は大混乱。それを順序良く、流れがまとまる様に配慮処理していく新人キーパーSさんと言う、それはすごい構図に・・・(爆汗)。

こんなことを書くと「最終的にバットエンドしたのかな?」と思いがちですが、キーパーの処理判断、全プレイヤーの機転、あとはダイスの幸運の女神さま介入が重なり、無事に事件解決、シナリオを終了した次第です。

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勿論、今回も用意しました子供用全ひらがなカタカナ表記化したキャラクターシート

〈新クトゥルフ神話TRPG〉を初めてプレイしてみて

リーダーMasterは10代のころ、ホビージャパンから出ていた方の旧版(クトゥルフの呼び声)にかなりはまって長年遊んでいました。

その旧版は、「簡単で誰にでも憶えやすいルール。その反面、PCの在り様や、起きた物事を具体的にどうしていくorどうなっていくのかという処理部分が曖昧で、キーパーやプレイヤー任せになっていた」と言うものでした。

新版(7版)は、「なるべく旧版のルールラインを崩さずに、各ルールを補強・一部改変、旧版で曖昧だった部分を明確化、完成度を高めたものになっている」ように感じたものです。

「旧版のアバウトさ=独自に解釈判断できる、を自由で良しとする」、「新版の明確さ=指針と縛りを判断基準にできる、を助けと感じられる」――どちらを好むか、それはひとそれぞれだと思います。

同じタイトルのゲームで、ルールもほぼ同じモノのはずなのに、プレイしてみると異なる方向性が感じられるのは、とても面白いと思いました。

なにより、こんな風に本格的にクトゥルフTRPGで遊ぶのは20数年ぶりと言うこともあり、大変うれしく、そして大変に興奮したモノです。

 

いわきD&D同好会では、今後も〈D&D5版〉と並行して〈クトゥルフ神話TRPG〉もプレイしていく予定です。