いわきD&D同好会のブログ

福島県いわき市で活動しているTRPGサークル“いわきD&D同好会”の紹介ブログです。〈ダンジョンズ&ドラゴンズ(D&D)5版〉と〈新クトゥルフ神話TRPG〉をプレイしています

例会レポ 第12回:2017年8月27日(日)

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遂に登場! ライバル“赤い道化師”!!

参加者は、Nさん、Kさん、Tさん、そしてMaster。

DMは、リーダーMasterが担当。

プレイ時間は、9時30分~16時30分でした。

 

ストーリーは前回からの続き。ようやくダガーフォードの街へ帰還したところから始まります。商人トムワットじいさんの依頼を終え、考古学研究家イデアルとお互いの所在地を教え合い別れた冒険者達は、いつも泊まっているダガーフォード・インへと戻ります。

 

太目の女主人マード「真っ赤な姿の道化師風の男が、あんたらが旅に出るより少し前に勇者クラなんとかの関わった場所やら遺跡なんかのことを調べていたような話を聞いたことがあるよ」

 

宿屋の女主人から意外な情報がもたらされました。同時に、混雑する宿屋兼酒場の中で、謎の視線をPCは感じます。・・・なんとこちらを見ていたのは、ローブの胸元から見えた下の姿が赤い道化師そのものの謎の人物!! ダガーフォード・インを出て行ったその人物を追いかけますが、姿は町を行きかう人々の中に見えなくなってしまうのでした。

あきらめたのもつかの間、それから程なくして考古学研究家イデアル冒険者達のもとに逃げ込んできます。何でも自宅が謎のレイスに襲われた、とのこと。PCはイデアルの自宅に向かいますが、裏道で、赤い道化師と彼が操るレイスに遭遇しました。

 

赤い道化師「勇者クラージュの名を語る愚かな冒険者達よ。ふとどきものには、死の制裁を加えん!」

 

意味不明の因縁をつけられ、戦闘となります。赤い道化師はウィザードのようで、ファイアーボールの呪文をPCにさく裂させます。

 

プレイヤー一同「ゲゲッ! 初ファイアーボールキタ――(゚∀゚;)――!!」

 

赤い道化師は、レイスを倒せば拍手を送り、己のところに切り込んでこられると不気味な笑いをし、果ては倒されるとやはり不気味な笑い声を残して消え去っていくのでした。手ごたえはあったものの、明らかにまだ倒せてない様子。

何か隠された目論見があるのか、それとも精神的におかしい人物なのか、謎のままとなります。

 

考古学研究家イデアルは、ロイバー・ダガーの謎(刀身に彫られていた暗号文)をどうにかすべて解き明かしたことをPCに伝えてきます。『勇者クラージュの友人にして旅の仲間、魔法使いの中の魔法使いにして、“大賢者プローシロエ”の杖を探し出せ。それは彼の“大賢者の塔”にある』。

NさんPCウィザード・モラウ(ヒューマン)の〈魔法学〉判定の成功により、古い言い伝えに、ダガーフォードがあるこの地方に、大昔、大賢者と呼ばれていた人物がおり、その名前がプローシロエだったはず・・・ということを思い出します。ただ、あまり古い話なので、詳細は不明。

冒険者達はダガーフォードにて情報を収集。ついに、テナークスなる、街の住人ならだれでも知っているダガーフォードイチ偏屈で精神に異常をきたしているようにしか思えない老魔法使いが何か知っていることをつきとめます。

 

さてさて、どうにかこうにかたどり着いた“大賢者の塔”には、プローシロエが大昔に用意していた試練が待ち受けており、それをクリアしなければプローシロエの杖は入手できない仕組みになっていたのでした。

今回のダンジョンの中にも、圧倒されるような巨大で立派なレリーフが施されている部屋がありました。それは今までの冒険でも見てきた勇者クラージュと一行の活躍を物語る物語絵巻になっているのですが、今まで見たものとは異なり、どうやら以前の物のその後の展開を語っているようでした。

『三つ首のドラゴンが率いる邪悪なる軍団は様々な場所で破壊や略奪を行ったが、勇者クラージュ、盗賊ロイバー、大賢者プローシロエ、僧侶サンチダージェ達4人の活躍で勢力を削られ、ついにはこことは別の世界へと追いやられたのだった。どうやら次元界を越え、別の王国世界に逃げ込んだらしい三つ首のドラゴンは、追い駆けてきた勇者クラージュ達とついに対峙し合い、滅ぼされたのだった。最後のレリーフでは、その救われた異世界の女王と勇者クラージュは結ばれ、それを盗賊ロイバー、大賢者プローシロエ、僧侶サンチダージェ達が祝福しているところで終わっている』

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「どんだけ“試練”があるんだっぺかね?!」「そんなの“知れん”がな!?」

印象に残ったのは、大休憩を取るのに、危険なダンジョンでとるのか、狂った魔法使いテナークスのところに戻って取らせてもらうのか、で、全員して軽くもめたこと(笑)。結局、ダンジョン内でとったんですけどね(^▽^;)。

色々な場所で遭遇した、オーカー・ジェリー。回避しようと安全な区画と思われた別の通路に逃げたはずのPCのところに、実は別のオーカー・ジェリーがおり、「ワオ!」ビックリドッキリの展開に皆さん吹き出していました。

そして、ゼラチナス・キューブとの戦闘が、異様にプレイヤーにウケるウケる(爆)。誰の方へ移動していくのか、誰が飲み込まれるか、誰がどの方向へ逃げるのか、で盛り上がりました。 

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いわき弁ロープレセリフ集「こっちさ来くんなッ! あっちさ行けッ!」(共通語訳「こちらには来ないでください。あちらへと行ってください」)

無事に“プローシロエの杖”を入手しますが、やはり杖の表面には謎の文字列が刻み込まれていました。解読を頼む為に、考古学研究家イデアルの元へと戻ったところで、今回のシナリオは終了。

 

今回の冒険点は、一人2025点。入手したお金は一人500gp。一部のPCは魔法のアイテムもGETできたのでした。